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王子HD、中越パルプヘの出資拡大して持分法適用会社に

 王子ホールディングスは12月2日、来年5月末を目途に、中越パルプ工業への出資比率を現在の9%から20・6%に引き上げると発表した。同社は、中越パルプ工業が実施する第三者割当増資などを約32億円で引き受け、持ち分法適用会社にする。
 王子HDはかねてより、中越パルプ工業の筆頭株主としで、両社の企業価値向上に向けた施策を実施してきたが、電子化などの影響で紙パルプ業界の経営環境が厳しさを増す中、両社の経営資源の相互活用をより一層促進することで、投資効率、資金効率のさらなる向上を図る。
 これに伴い業務提携も強化し、輸入原燃料の共同調達とチップ船の共同運航、相互技術協力支援、資材の共同調達と製品の共同物流、成長分野におけるアライアンス連携などに取り組む。また、木質バイオマス発電など新エネルギー事業や海外展開でも連携していく方針だ。
                               (紙之新聞


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