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キヤノンMJ、シュレッダー古紙をコピー紙に再生紙販売

 機密性があるため、これまで焼却処理に回していたシュレッダーで裁断処理したコピー用紙のくずを再生し、再びコピー用紙として再利用するシステムを、キヤノンマーケティングジャパン(MJ)が企業向けに販売すると11月17日、発表した。
 オフィス内にシュレッダーを設置し、回収したシュレッダー古紙を使って製紙会社でコピー用紙に再生し、オフィスに販売する。すでに富士通マーケティングの本社で導入を決定していて、今後、2015年の1年間で10社ほどの採用を目指し、事業展開しようとしている。
 キヤノンMJのシステムでは、オフィス内から出たシュレッダー古紙を特定の回収業者に委託して古紙問屋に納める。それらの古紙を1トン単位のブロック状に固め、これを大王製紙の三島工場に運び、再生コピー用紙に適した他の古紙と混ぜて生産するもの。
 再生されたコピー用紙は機密性のあるオフィスのシュレッダー古紙を再利用したコピー用紙という、資源循環を訴える形でキヤノンMJが販売する。再生コピー用紙は古紙配合率が35%でシュレッダー古紙は1%以上使用する計画。1箱(2500枚)2980円の価格で販売する。
                               (紙之新聞


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