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10月の家庭紙、市況安定で7ヵ月連続で価格変動なし

 2014年10月の家庭紙の店頭価格は9月と同額となり、7ヵ月連続で価格変動がなかった。
 東京都紙商家庭紙同業会の市況概況調査によると、10月の再生トイレ紙(60メートル12ロール)は228〜278円で9月と同額だった。
 10月の市況は、集客目的のちらしの目玉として扱われてきた商品が価格競争から脱皮し、各販売店も付加価値の高い商品を前面に出して収益の改善を図っている。価格帯も12ロール228円が底値と見受けられる。
 再生トイレ紙は規格(紙幅、巻尺)が多種多様である上、着色品、芳香品など付加価値のある商品を積極的に市場に投入しだして、消費ニーズの多様化に対応している。年末需要期を迎えるに当たり、一般商品などと併せて供給面についても対応できるようにメーカーと協議を図る方針だ。
 パルプ物トイレ紙は大手物(60メートル12ロール)が378〜498円、準大手物(同)が328〜428円、ブレンド物(同)が328〜378円、大手物(50〜55メートル)が328〜378円で9月と同額だった。
                               (紙之新聞


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