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日本製紙石巻、「CfFA」が震災復興工事に初めて採用

 日本製紙は11月7日、「日本製紙ゼロテクノ東北有限責任事業組合を通じて、褐F谷組が実施する工事に使われるコンクリート用混和材として、高品質フライアッシュ「CfFA(Carbon−free Fly Ash)」を提供したと発表した。
 熊谷組が使用を実施した工事は、国土交通省東北地方整備局発注の国道45号における釜石山田道路工事のトンネルの覆工工事で、震災復興の関連工事で「CfFA」が適用されたのは今回が初めてとなる。
 フライアッシュを混入したコンクリートは、一般的に40年とされているコンクリートの寿命が60〜100年に延びると言われ、長期間の耐久性を発現する。「CfFA」はコンクリート用混和材として品質が安定し、使用しやすいため、高品質のコンクリートの製造を可能にする点で、今後の利用拡大が期待されている。
 日本製紙は、石巻工場で発生する石炭ボイラー燃焼灰をリサイクル資源として利用し、地産地消で東北地方の震災復興に貢献する建設資材として、優れたコンクリート混和材である「CfFA」の昔及を積極的に進めている。
 工場敷地内には製造設備の建設を進め、2016年から本格稼働に先駆けて、「日本製紙ゼロテクノ東北 LLP」を通じ、「CfFA」のサンプル供給を行っている。今回はその適用の一例となる。
                               (紙之新聞


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