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9月の紙・板紙の国内出荷は紙減少も板紙は高水準で推移

 日本製紙連合会の集計による「紙・板紙需給速報」によると、9月のメーカーの紙・板紙の国内出荷は211・9万トン(前年同月比1・0%減)で、6ヵ月連続減少した。そのうち紙は119・3万トン(同3・4%減)で6ヵ月連続で減少した。板紙は92・6万トン(同2・2%増)で3ヵ月ぶりに増加した。
 主要品目では、新聞用紙が25・3万トン(同2・0%減)で7ヵ月連続で減少した。印刷・情報用紙は66・1万トン(同6・7%減)で6ヵ月連続減少。品種別では、情報用紙だけが同4・7%増となった。
 衛生用紙は15・1万トン(同5・9%増)で、前月の減少から増加に転じた。ティシュ、トイレットともに増加した。包装用紙は6・4万トン(同1・5%増)で2ヵ月ぶりに増加した。未晒、晒ともに増加した。
 段ボール原紙は73・3万トン(同2・4%増)、白板紙は12・6万トン(同2・3%増)で、いずれも3ヵ月ぶりの増加となった。営業日数の増加等が影響した。
 前月は惰報用紙、包装用紙、衛生用紙の3品種のみが微増だが、9月は新聞用紙、印刷用紙を除いて全ての主要品種が前月の減少から増加に転じた。
                               (紙之新聞


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