９月の日銀企業物価指数、古紙は前月比０・６％と続騰

　９月の日銀企業物価指数（２０１０年平均＝１００、速報値、消費税含まず）によると、古紙の国内価格指数は６月を底に上昇に転じ、９月も続騰した。
　古紙の同月国内価格指数は１００・７で、前月に比べ０・６％、前年同月に比べ２・６％それぞれ高い。最近の底となった６月の指数が９９・１であり、これとの比較では１・６％高くなっている。
　ちなみに古紙の９月輸出価格指数は契約通貨（ドル）べースの８７・２で、前月に比べ２・４％、前年同月に比べ３・９％安い。ところが円ベースの指数は１０６・５でそれぞれ１・５％、３・７％高くなっている。これは為替がここへきて急激に円安に振れた影響である。
　輸入価格指数も同様の傾向。製紙用晒クラフトパルプの９月指数は契約通貨ベースの８９・３で前月比１・４％、前年同月比３・６％安くなっている。しかし円ベースの指数は１０９・０でそれぞれ２・４％、４・０％高くなっている。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（紙之新聞）


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