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中国の8月の紙・板紙輸出は上級印刷紙が大幅に伸びる

 日本紙類輸出組合と日本紙類輸入組合がまとめた「紙・板紙海外動向」によると、中国の8月の紙・板紙の輸出量は47・5万トン(前年同月比11・6%増)と大幅に増加した。
 そのうち紙の輸出量は32・1万トン(同5・2%増)と前年を上回った。品目別で見ると、新聞用紙は5653トン(同60・3%減)と急減。マレーシア向けが317トン(同95・7%減)と大きく減ったのが影響した。
 上級印刷紙は4・8万トン(同19・1%増)と大幅増。アラブ向けが4708トン(同4・1倍)、香港向けが5720トン(同44・5%増)と前年を大きく上回ったことが要因。
 コピー用紙は5・1万トン(同4・2%増)と増加。米国向けが1・3万トン(同78・2%増)と急増し、日本向けも1万トン(同7・9%増)と前月の減少から増加に転じた。
 塗工印刷用紙の輸出量は15・9万トン(同2・0%増)で、そのうち上質ベース品は10・3万ン(同17・3%減)。日本向けが9996トン(同71・3%減)と大幅に減少した。中質ベース品は5・6万トン(同77・2%増)で、インド向け1・1万トン(同4・8倍)を中心に急増した。
                               (紙之新聞


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