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竹尾で日本のタイポグラフィ50年を振り返る企画展

 「日本のタイポグラフィ50年の記録展」が11月14日まで竹尾(東京都千代田区、竹尾稠社長)見本帖本店2階で開催されている。竹尾とNPO法人日本タイポグラフィ協会の共催。日本タイポグラフィ協会の創立50周年を記念して、日本のタイポグラフィの50年を振り返る展示会。手で直接触れることができる作品も多い。
 会場内はA篠原榮太コレクション、B桑山弥三郎コレクション、C「佐藤敬之輔賞関連」、D「タイポ・アイ」関連、E「協会」関連に分かれる。
 AとBゾーンでは日本タイポグラフィ協会を50年間支えてきた桑山氏と篠原氏の作品を紹介。
 篠原氏の「芝居の題字」は明治座や新橋演舞場などで行われた芝居の題字集。1976年「羅生門」、2004年「大石内蔵助」は迫力ある書体で表現されている。
 桑山氏のグラフィックエレメント集は「@マークシンボル1」〜「Iオプティカルパターン」まで揃い、タイポスケッチ原字などが紹介されている。
 Cゾーンではタイポグラフィに影響を与えた教育者で研究者の佐藤敬之輔氏の著書「日本のタイポグラフィ」、佐藤敬之輔賞の受賞者贈呈“楯”などが紹介され、隣には彫刻家・多摩美術大学学長の五十嵐威暢氏の「TYPOGRAPHY Symbol“T”立体」が展示されている。
                               (紙之新聞


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