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京都・洛東遺芳館、柏原家の多彩な意匠の着物など公開

 柏原家(現在の柏原紙商事)の旧邸、洛東遺芳館(大丸克己館長、京都市)で11月3日まで、秋季展「開館40周年記念 柏原家伝来名品展」が開かれている。
 江戸期に京都の豪商だった同家の収蔵品の中から、着物を中心に婚礼調度品や、江戸期を代表する絵師らの浮世絵、屏風、巻物など計32点が展示されている。
 着物は、1809(文化六)年に北三井家息女が柏原家へ嫁入りした際に持参した打掛や振袖、小袖、長袖など8着を公開。
 紅や白、黒など艶やかな光沢のある綸子(りんず)生地に桜や柳、桃、牡丹などの花木、鶴や鹿、雲などの文様、刺繍が丹念に配されている。いずれも多彩な意匠を凝らした衣装が華やかに並び、来館者の注目を集めていた。
                               (紙之新聞


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