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8月の家庭紙、5ヵ月連続で価格の変動なし

 2014年8月の家庭紙の店頭価格は7月と同額となり、5ヵ月連続で価格変動がなかった。
 東京紙商家庭紙同業会の市況概況価格調査によると8月の再生トイレ紙(60メートル、12ロール)は228〜278円で7月と同額となった。
 8月の市況は不需要期でもあり、チラシなどによる大型の販促企画も少なく全体に荷動きは期待するほどではなかった。流通過程の在庫状況は多少バランスが悪くなっていたが、値崩れを起こすほどでもなく、比較的安定していた。低価格ラインの品物については、4月からの増税等を考慮して通常品より規格を変更した物が多くなっている。
 品物(紙幅や巻尺の調整された物)が主流になってきており、12ロール248円以上の価格帯商品が定着している。高付加価値商品の上市や、価格動向だけの販売方法が市場とともに変わり出し、再生トイレ紙全体の価格構成も新たな局面を迎え出した。
 パルプ物トイレ紙は大手物(60メートル、12ロール)が378〜498円、準大手物(同)は328〜428円、ブレンド物(同)と大手物(50〜55メートル)は328〜378円で7月と同額。
 大型のチラシ販促などは少なかったが、8月としては荷動きは良かった。大手物は50〜55メートルに比べ60メートルの露出度アップが一段と進んでいる。
                               (紙之新聞


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