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日本製紙・日本デキシー、臭気をカットした紙コップ開発

 日本製紙はこのほど、日本デキシーと共同で紙コップ特有の匂いを極限までカットし、飲み物本来の香りと味を楽しめる、ワンランク上の紙コップ「PREMIUM」を開発した。
 紙コップにはポリエチレン由来の臭気が少なからずある。このため、繊細な香りを大切にするお茶の試飲に紙コップが使われる機会が少ない。そこで同社は、紙コップの臭気する必要性を感じていた。
 とくに近年は、飲料をはじめとしたフレーバー製品が増加するなど、「香り」に対するニーズは高まってきていることもあり、同社は日本デキシーと組み、飲み物本来の「香り」「味」を実感することのできる新たな紙コップの開発に取り組んで開発したのが、飲み物本来の香りと味を楽しめる、ワンランク上の紙コップ「PREMIUM」。
 紙コップ特有の匂いを極限までカットすることで、本来の「香り」を引き立てる。開発に当たって行った官能テストでも、約8割の人が従来の紙コップと比べて「飲み物本来の香りを実感する」と答えている。
 PREMIUMは、プラスチック製のコップと比べて耐寒・耐熱性能にも優れており、香りを大切にするお茶だけでなく、お酒の試飲会、飲料・食品メーカーの官能テストや薬品メーカーの開発用などさまざまな用途で使用できるとしている。
 この製品は、10月7日〜10日に開催される2014東京国際包装展に出展する予定。
                               (Web業界紙)


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