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北越紀州・三菱製紙、販社子会社を来年4月に経営統合

 北越紀州製紙(岸本哲夫社長)と三菱製紙(鈴木邦夫社長)は8月25日、三菱製紙の子会社の三菱製紙販売(中瀬一夫社長)と、北越紀州製紙の子会社の北越紀州販売(関本修司社長)を、来年4月1日を目途に経営統合を実現するために検討を開始する基本合意書を締結したと発表した。
 経営統合の形態は三菱紙販売を存続子会社として、北越紀州販売を消滅会社とする。新会社は三菱製紙と北越紀州製紙双方にとっての持分法適用関連会社として継続を前提に、両製紙双方の共同支配企業の形式として処理することを目指す。
 本店所在地は現三菱製紙販売の本店所在地とし、社長は両製紙が相互に指名した者が就任するものとし、初代社長は三菱製紙が指名する予定。なお、会社の商号、役員構成等その他の基本事項は、今後の協議を進める中で決める。
 紙パルプ業界を取り巻く環境は需要減少と市況低迷等により、厳しい状況が続いている。そのため、両社は今後の環境変化に柔軟に対応し、持続的な成長戦略を実現するため、それぞれの販売子会社を統合し、販売力と流通分野における競争力強化を図るために経営統合の検討を開始する。
 両社の販売商品は相互に補完性があることから、統合により豊富な品揃えによる需要者の利便性の向上、それに顧客満足度の一層の向上を図ることが可能になるものと見ている。
                               (紙之新聞


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