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家庭紙店頭価格調査では7月も価格の変動はなし

 7月の家庭紙の店頭価格は6月と同額となり、4ヵ月連続で価格の変動がなかった。7月は消費増税後の駆け込み需要の反動はあったものの、中元商戦でチラシ販促の多い時期でもあり、4〜6月に比べ荷動きは安定していた。
 東京紙商家庭紙同業会の市況概況価格調査によると、7月の再生トイレ紙は228〜278円で6月と同額となった。荷動きは増税以降の市場動向と変化ないが、在庫は過多状況。チラシ、大型企画などは少なく、価格訴求に頼らない販売が徐々に定着し出している。
 価格ラインは、12ロールが白物だけではなくカラー物も含め248円を中心に安定し出した。一部では、通常品よりも規格の小さな商品(紙幅、1巻の長さ)での価格対応も散見されたが、限定的で全体としては減少傾向にある。
 18ロールも300円台半ばの価格で安定し出している。各社とも付加価値の高い商品や、独自の特徴を活かした製品の販売強化が一段と進み、店頭での露出度もアップ。
 パルプ物トイレ紙は大手物(60メートル12ロール)が378〜498円、準大手物(同)は328〜428円、ブレンド物(同)と大手物(50〜55メートル)は328〜378円で6月と同額。
 チラシ、大型の販促は少なく、比較的安定している。
                               (紙之新聞


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