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7月の紙・板紙国内出荷、板紙も一転して減少に転じる

 日本製紙連合会の紙・板紙需給速報によると、7月のメーカーの紙・板紙の国内出荷は212・1万トン(前年同月比2・3%減)で4ヵ月連続減少した。そのうち紙は115・5万トン(同3・8%減)で4ヵ月連続減少した。板紙は96・5万トン(同0・5%減)で、前月の増加から減少に転じた。
 主要品目では、新聞用紙が26・6万トン(同4・4%減)で5ヵ月連続減少した。サッカーのワールドカップ関連によるページ増が見られたものの、発行部数の減少等が影響した。印刷・情報用紙は62・6万トン(同5・9%減)で4ヵ月連続減少した。商業印刷向けを中心に印刷用紙は減少したが、情報用紙はPPCを中心に同5・7%増で3ヵ月連続の増加となった。
 衛生用紙は13・6万トン(同0・2%増)。製品輸入は引き続き増加も、消費増税の影響が薄れ、ティシュを中心に4ヵ月ぶりに増加した。包装用紙は6・4万トン(同1・8%増)。未晒を中心に2ヵ月連続で増加した。
 段ボール原紙は77・8万トン(同0・6%減)。前月の増加から減少に転じた。荷動きは飲料等の加工食品向けを中心に堅調に推移したが、前年の猛暑による高水準が影響した。白板紙は11・8万トン(同0・5%減)。POP向けは堅調も、主力のコート白を中心に前月の増加から減少に転じた。
                               (紙之新聞


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