日本製紙、原燃料価格上昇背景に白板紙１０％超値上げヘ

　日本製紙は７月３１日、白板紙の価格を１０月１日出荷分から値上げすると発表した。値上げ幅は１０％以上としている。
　対象品種は菓子や洗剤の箱となるコート白ボール、ケーキ箱などに使われる特殊板紙、主に雑誌の表紙に使われる高級板紙の３品種。
　同社は値上げ理由を、「各種原燃料価格が上昇している中、これまでコストアップを吸収すべく原価改善を図ってきたが、自助努力だけではこれ以上のコストダウンは困難であると判断し、製品価格を修正することにした」としている。
　値上げは２０１１年以来３年ぶり。同社は白板紙の国内シェア３位で、今後、他メーカーが追随する可能性もある。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（紙之新聞）


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