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段ボール製の原寸大機関車「D51」を福岡で展示

 重さ1・5トンもある原寸大の段ボールで作った蒸気機関車「SLD51(デゴイチ)」が、福岡市中央区天神1−7−11、潟Cムズの地下2階「イムズプラザ」で8月11日まで展示されている。入場無料。
 製作者は段ボール工芸家の島英雄さん。東京都出身で、現在、南島原市在住の65歳。元一級建築士だ。材料のほとんどは、長崎県南島原市の市場関係者の小田敏治さんからもらった青果用の段ボール箱約4000個。小田さんは製作工程にも従事した。
 旧国鉄の設計図を参考に車輪の駆道装置や細かい部分は実物を採寸。こだわりは細部にわたり、約1700個の部品を製作。構想は15歳の時、あれから50年、2年かけて300点のスケッチや写真を記録。
 製作は、長崎県・東彼杵町の小田さん等ボランティアと共に、平成25年3月から12月まで約10ヵ月間、作業日数255日をかけて完成した。
 実物模型は全長約20メートルで、全幅約3メートル、高さ約4メートル。重さ1・5トンの車体は紹介された画面で見ても壮観そのもの。会場では機関車の展示のほか、巡回展記念切符の配布や製作過程なども紹介している。
                               (紙之新聞


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