６月紙・板紙国内出荷は板紙増加も紙は２ヵ月連続で減少

　日本製紙連合会の集計による「紙・板紙需給速報」によると、６月のメーカーの紙・板紙の国内出荷は２０１・６万トン（前年同月比１・１％減）で３ヵ月連続減少した。そのうち紙は１１３万トン（同２・５％減）で２ヵ月連続減少した。板紙は８９・７万トン（同０・８％増）。消費増税の影響が和らぎ３ヵ月ぶりに前年同月を上回った。
　主要品目では、新聞用紙が２５・８万トン（同０・６％減）とほぼ横ばいながら４ヵ月連続減少した。ワールドカップ関連によるページ増が見られたものの、発行部数の減少が影響した。印刷・情報用紙は６１・２万トン（同３・９％減）で３ヵ月連続減少した。商業印刷向け等を中心に印刷用紙は低調だが、情報用紙はＰＰＣを中心に同２・１％増と２ヵ月連続増加した。
　段ボール原紙は７１・６万トン（同１・０％増）で、加工食品向け等を中心に３ヵ月ぶりに増加した。白板紙は１１・５万トン（同０・２％増）と微増ながらも前月の減少から増加に転じた。荷動きは低調だが、ＰＯＰ、加工食品向け等の好調が寄与した。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（紙之新聞）


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