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6月の家庭紙市況は安定化の方向にあり価格変動なし

 2014年6月の家庭紙の店頭価格は5月と同額となった。
 東京紙商家庭紙同業会の市況概況価格調査によると、6月の再生トイレ紙は228〜278円で5月と同額となった。
 チラシなどの大型の企画は少なく、荷動きが鈍い状態が続いている。12ロールは白物だけでなく、カラー物も含め規格(紙幅、1巻の長さ)が多様化しているため一概には言えないが、おおむね228円を下限に248円で安定しだしている。郊外店舗型で露出度の高い18ロールも348円で安定しだしている。
 4月以降、荷動きが鈍い状態が続いているが、過度の価格競争を避け、安定的な供給に徹しようとする姿勢が一段と強まってきている。これから夏場の不需要期になるが、メーカーとともに価格対応に頼らない販売が定着するように取り組む方針だ。また、付加価値の高い商品の定番化も進んでいるが、メーカーとともにさらに強化していく。
                               (紙之新聞


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