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紙の博物館で江戸から現代までの紙のおもちゃ展開催中

 紙の博物館(東京都北区、花田心弘館長)は8月31日まで「紙のおもちゃ」を開催している。
 現在ではテレビゲームが主流のおもちゃだが、江戸時代から現代までの紙のおもちゃが揃っている。
 会場内は@「みんなで遊ぶだれが勝つか、ハラハラ・ドキドキ」、A「作ってあそぶ うまく出来るとうれしいね」、B「見てたのしむ つぎはどうなる?変化にワクワク」C「飛ばす 動かす音がでるもとは平らな紙だって こんなに活動的」の4つのゾーンに分かれている。
 ゾーン@は紙製の「絵すごろく」が江戸時代の旅や立身出世などのテーマで描かれたもの、ゾーンAは江戸から大正期の立版古は、浮世絵版画の一種で絵を切抜き、貼り合わせ、組み立てる、今で言うペーパーククラフト、ゾーンBは紙芝居、ゾーンCでは、薄くしなやかで、丈夫な和紙と弾力のある竹で作られた凧が、それぞれ展示されている。
 王子稲荷神社では江戸時代から参詣者が多く訪れ、キツネを人に見立てたカラクリ細工の紙人形の「暫狐」と初午詣(2月最初の午の日の祭礼に詣でる)の際に授与される小さな奴凧の「火防凧」は、王子の郷土玩具として現在でも親しまれている。
                               (紙之新聞


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