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大阪府紙料協組、山上理事長が退任、新理事長に皿谷氏

 大阪府紙料協同組合は去る5月28日、ホテルアウィーナ大阪で第58回通常総会を開催。任期満了にともなう役員改選に関しては、山上春美理事長(山上紙業会長)が退任の意向を表明した。
 後任の新理事長は、その後に開催された理事会を経て皿谷勝己氏(日ノ出紙料社長)が就任した。ただ新理事長の選出をめぐり、その手法が組合の定款に基づいたものでなかったと山上氏に指摘される波乱の展開となった。
 山上氏は2年前の改選でも退任の意向を表明じており、この意思は固いと思われるものの、新理事長へのバトンタッチはすっきりしないものとなった。
 特に大阪市が昨年10月から紙ごみの焼却処分を停止し、再資源化するための受け皿を整備しようとしている時期だけに、ごみ減リサイクルの面で法律に明るく、行政との交渉力を待つ山上氏にここで手を引かれた場合、古紙業界の得策とはならないことが懸念される。
                               (紙之新聞


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