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JAGATの13年度印刷業界調査で売上高7年ぶり増加

 公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT、塚田司郎会長)が会員を対象にした2013年度「印刷産業経営調査」のまとめ(有効回答企業135社)によると、売上高は前年度比0・1%増、売上高経常利益率は2・6%だった。
 売上高が小幅ながら増加し、7年ぶりに下げ止まった。経常利益率は2年連続で改善し、2007年を底として改善基調が続いている。
 売上伸び率が、前年比100%未満の企業が52・3%で、過去5年間では最少となった。2010年度には79・2%もあったが、かなり改善されている。また、1人当たり経常利益は5年ぶりに50万円台を回復した。
 2008年のリーマン・ショック、2011年の東日本大震災で大きく印刷需要が減少していたが、売上高が反転してきたことで縮小均衡局面から脱したと同協会では見ている。
 1人当たりの売上高は1811万2000円(前年度比2・8%増)、1人当たり加工高は880万5000円(同0・6%増)、
 売上高から外部購入価値(材料費・外注費・商品仕入)を控除した1人当たり加工高比率は51・9%となった。加工高比率は51〜52%台が2004年から10年間続いている。
                               (紙之新聞


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