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5月の印刷用紙、生産・払出・販売ともに2ヵ月連続の減

 5月の上級紙・塗工紙・微塗工紙のメーカー総生産量は61万6959トン(前年同月比2・6%減)、国内総払出量は50万6621トン(同6・0%減)で、いずれも2ヵ月連続で減少した。
 一方、代理店国内総販売量は49万1477トン(同6・4%減)で、こちらも2ヵ月連続で減少した。その結果、メーカー・代理店の総在庫量は107万9823トン(同13・2%増)で、在庫率は219・7%だった。前月より27・4ポイントと大幅に上昇し、数量では8万4088トン増加した。総在庫量は4ヵ月ぶりに100万トン台となった。
 1〜3月期の印刷用紙需要は、消費増税前の駆け込み需要といわれている割には、代理店段階でも2014年3月期の連結決算で、国内の販売利益はさほど出ていない。代理店によっては、むしろ前年比でマイナス決算のところも出ているほどだ。昨年の2度の用紙値上げは、メーカーには利益をもたらしたが、流通には厳しい結果だった。
                               (紙之新聞


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