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大日本印刷、4Kタブレット端末利用の校正システム開発

 大日本印刷はこのほど、パナソニックの4Kタブレット端末「タフパッド4K」を利用して印刷物の校正作業をオンラインで行えるシステムを開発した。テスト運用を通じてシステム検証を行い、クラウド型サービスとして8月にも販売を開始する。
 印刷物では、文章や見出し、画像の色調、ページレイアウトなど紙に出力したもので校正を行っている。今回、印刷物と同等の解像度を持つ4Kタブレット端末を大日本印刷ののオンライン校正支援システムに利用することで、細かい文字や図版、色調などの校正作業も印刷用データで簡単に行えるようにした。
 使用するパナソニック製の「タフパッド4K」はA3サイズがほぼ同寸で表示できる高精細なディスプレーのため、細かい文字や図版なども見やすく、容易に校正を行うことができる。また、独自のカラーマネージメントシステムにも対応しているため、印刷物と同等の色調再現が可能で、画面上で印刷物の色調を校正することもできる。修正の指示は、タッチペンを使って簡単に書き込めるようになっている。
 印刷物の制作責任者は、商品開発者や編集者、デザイナーなどの複数の関係者に校正作業を分担させ、進捗状況や最新の印刷用データなどを管理することができ、管理業務の負荷軽減につなげることができる。
                               (Web業界紙)


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