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柏原紙商事が初の大和板紙の商品を集めた展示会開催

 柏原紙商事(東京都中央区、柏原孫左衛門社長)は6月11日から13日まで、東京本社で大和板紙(大阪府柏原市、北村貴則社長)の製品を使用した紙製品・パッケージ類・単行本などを展示した。古紙の持つ特性を活かし、原料と構成を吟昧し完成した板紙は、出版社・デザイナーなど業界関係者に反響が高く、今回、初の展示会を開催する運びとなった。
 板紙再生紙メーカーの大和板紙が製造する新商品のももボール、さくらボール、パインボール、レモンボール、ソーダボールなどを展示した。牛乳パックなど液体飲料容器古紙と長繊維古紙を使用。紙の中層の一部を染め上げることで風合いを表現している。本の装丁や紙製文具、和菓子や洋菓子など食品パッケージに使われている。
 もちボールとパインボールを使用したDVDと小冊子のケース“レンタネコ”は、映画でも知られるが、古紙の持つ色を生かした自然な風合いで、ネコの表情が可愛くポップに描かれている。
 同社は、出版社やデザイナーにも積極的な営業を手掛けているが、ファンシーペーパーよりも比較的値段も手ごろなオリジナルボールが注目を浴びている。中でもエースボールは一般古紙を使用し、本の装丁などに使われる。シンプルで、印刷や加工で様々な表現でデザイン・製造することができるのが特長。
                               (紙之新聞


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