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5月の東家同市況調査、4月と同額で価格の変動なし

 2014年5月の家庭紙の店頭価格は4月と同額となった。
 東京紙商家庭紙同業会の市況概況価格調査によると、5月の再生トイレ紙(60メートル12ロール)は228〜278円で4月と同額となった。
 チラシなどに利用される大型の企画は少なく、全体に荷動きは鈍かった。12ロールは白物は税込価格で228〜248円が中心となり、比較的価格が安定しだしている。旧態の過度の競争を避け、価格、供給を安定させようとする姿勢だった。
 メーカー各社の動向は、カラー物やプリント物などの付加価値商品に力を入れ出しており、売価優先の販売方法から脱却し、差別化しようとする姿勢が強まってきている。その結果、徐々に商品も店頭に並び出している。
 東家同では、3月の増税前の仮需もあり、大型企画に頼る販売方法から付加価値のある商品への移行により、体力消耗の競争を避け新たな収益の柱としていく意向だ。
 パルプ物トイレ紙は大手物(60メートル12ロール)が378〜498円、準大手物(同)は328〜428円、ブレンド物(同)と大手物(50〜55メートル)は328〜378円で4月と同額となった。
                               (紙之新聞


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