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全印工連経営調査、1人あたり売上増も人件費は減少

 全日本印刷工業組合連合会(島村博之会長)が例年実施している「印刷業経営動向実態調査」の2013年度調査結果がまとまった。調査は2013年11月から2014年1月にかけて実施し、これまでモニター企業を対象にしていた回答者を全組合員として、インターネット上での調査を行った。約5300社のうち567社(有効回答558社)から回答を受け集計した。
 これによると、1人当たりの売上高は1814万9000円(前年比6・8%増)と増加した。しかし、材料費・外注加工費・商品仕入費が上昇した影響で、1人当たり加工高は880万8000円(同0・3%減)、純加工高は692万円(同12・1%減)とそれぞれ減少した。
 分野別売上構成比は「商業印刷」(44・4%)と「事務用印刷」(22・7%)の2分野が全体の6割以上を占めている。
 また、1社当たりの平均人員は41・7人で、前年比で19・0人減と大幅に減少した。業務の機械化、効率化が背景にあると推察される。、
 経営諸数値では、機械装置費額(1人平均)が169万3000円(同2・4%減)、人件費が402万6000円(同13・1%減)と減少した。
                               (紙之新聞


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