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5人の社長に仕えた元レンゴーの松浦専務が自分史出版

 元レンゴー勤務の一介のサラリーマンを自称する松浦利弘元専務はこのほど、自分史「百年の芯(もののこころ・人のこころ)」を出版した。
 同氏は昭和32年に現レンゴー(当時は聯合紙器)に入社、段ボール業を創始し、レンゴーを創業した井上貞治郎氏の下で秘書係を務めた。その後の歴代社長と5代目の長谷川薫氏に至るまで、平成14年6月に退任するまでの45年間余りをレンゴーに勤務した。
 その間、労働争議、公害、地域社会、雇用、安全、人事、合併などの諸問題に逃げずに対処。在任中から大阪府労働委員会使用者委員を6年4ヵ月、退任後は個別労使紛争あっせん員を5年間勤めた。
 自分史のタイトルを「百年の芯」と名付けたが、これについて同氏は「レンゴーは平成21年に創業百周年を迎えたが、段ボールは三層構造の真ん中にある波状の段が『中芯』という芯である。これこそが包装容器として企業100年の寿命をつないだ『製品の芯』であり、創業者の強い『信念の芯』、それを受け継いだ人たちの『心の芯』を含めて、まさしく『百年の芯』と呼ぶにふさわしいものと思われる」と語っている。
                               (紙之新聞


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