お問い合わせ
大阪紙器段箱工組総会で塩谷理事長が一貫メーカーに苦言

 大阪府紙器段ボール箱工業組合(塩谷嘉太郎理事長)の第51回通常総会が5月21日、KKRホテル大阪で開催され、塩谷理事長(塩谷紙器社長)は総会終了後の講演会に先立ち、伸びのない段ボール箱の国内市場で専業メーカーと一貫メーカーが鎬を削っている現状を訴えた。
 同氏は挨拶で「コルゲータメーカーは我々ボックスメーカーの市場に食い込んで来ている。段ボール箱の国内市場は平成8年に134億5000万平方メートルだったが、去年も全く同じで伸びがない。私どもは小さな会社だが、従業員が運転手を含めて30人おり、月給を出さなければならない。儲けを出して法人税、市民税、事業税を納めなければならず、そうして初めて国の借金が減らせる。税金を納められなくするコルゲータメーカーはどう考えているのかと言いたい」と述べた。
 総会終了後には、黒瀬浩一りそな銀行アセットマネジメント部チーフ・マーケット・ストラテジストによる講演が行われた。
                               (紙之新聞


トップページに戻る