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竹尾見本帖本店、世界のタイポグラフィ優秀作品を展示

 「第60回ニューヨークタイプディレクターズクラブ展」が6月6日まで竹尾(東京都干代田区)見本帖本店2階で開催された。
 世界各国の応募作品から選出された優秀作品が展示された。文化的、社会的、経済的に異なる背景を持つ国々で製作された世界の斬新なタイポグラふィ作品に直接触って見られる。
 今回は15人の日本人クリエイターが入選した。
 中でも、デザイナー対馬肇氏の作品は目を引いた。黒い波のうねりのような「へいわ」の文字が書かれたポスターと赤い波のうねりの中に「86」の数字が書かれたポスターがセットで展示されている。
 終戦日の8月6日と「平和」の文字が、戦争への戒めとして表現されているようだ。
 ドイツのデザイナー作品bT3は、丸みを帯びたブルーの髭剃り機に「BRAUN」の文字が刻まれ、ほほえましく目に映る。
 「タイプフェイスデザイン部門」の優秀賞は、bS「Azer」。アラビア語のような文字が横書きで、美しく個性的に表現された。
                               (紙之新聞


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