リンテック、海外向け半導体関連の好調により増収増益

　リンテックの２０１４年３月期の連結業績は、売上高２０３２億４２００万円（前期比６・５％増）、営業利益１３７億６６００万円（同３０・３％増）、経常利益１３１億６５００万円（同１９・９％増）、当期純利益８５億１００万円（同１０・７％増）となった。
　印刷材・産業工材関連では、シール・ラベル用粘着製品の国内物流関連が順調だった他、医薬、食用品も堅調に推移した。海外では中国やアセアン地域を中心に好調に推移し売上高は増加した。
　電子・光学関連のアドバンスマテリアル事業では、半導体関連粘着テープがスマートフォンやタブレット用の需要拡大効果で台湾、シンガポールで大幅に伸長し、半導体関連装置も堅調に推移した。
　オプティカル材事業ではテレビ用の液晶ディスプレイ関連粘着製品が期後半に需要が回復した他、スマートフォンやタブレット用の需要拡大で順調に推移し大幅な売上高となった。
　洋紙・加工材関連では、カラー封筒用紙がＮＩＳＡや消費増税前の特需により順調だったことに加え、建材用紙も堅調に推移し前期増となった。
　２０１５年３月期の連結業績は、売上高２１００億円（前期比３・３％増）、営業利益１６０億円（同１６・２％増）、経常利益１５５億円（同１７・７％増）、当期純利益１０５億円（同２３・５％増）を見込んでいる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（紙之新聞）


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