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三菱製紙3月期決算、主要セグメントで売上増も大幅減益

 三菱製紙の2014年3月期連結業績は、売上高2074億7000万円(前期比3・3%増)、営業利益4億7300万円(同85・8%減)、経常利益6200万円(同97・7%減)、当期純利益2億8000万円(同83・6%減)となった。
 震災直後の非常事態に対応して立案した「第1次中期経営計画」は、当初想定していた前提条件との乖離が大きくなったことから、事業環境の変化に応じて戦略等の見直しを行った。
 その中で、主力製品である印刷用紙については、当期、春と秋の2度にわたり価格修正したものの、市況を維持するために主力の八戸工場の減産を継続したこと等により、販売数量・金額ともに減少した。
 紙・パルプ事業、イメージング事業、機能材事業のいずれも売上高は前年を上回ったが、原燃料価格の高騰、洋紙販売数量の減少、主力工場における設備事故等が影響し、大幅な減益となった。
 15年3月期の連結業績は、さらなる収益力の改善に努めることで、売上高2200億円(同6・0%増)、営業利益45億円(同8・5倍)、経常利益25億円(40・3倍)、当期純利益0円(同100%減)としている。
                               (紙之新聞


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