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東京紙商組合定時総会、理事長に若林新生紙パ商事社長

 東京都紙商組合(赤松恭夫理事長)の平成26年度、第66回通常総会が5月20日午後1時から、続いて鞄結梹商会館(赤松恭夫代表取締役)の第60期定時株主総会が午後1時半から、東京・銀座の紙パルプ会館で開催され、いずれも報告事項、決議事項を承認し、役員の任期満了に伴う改選で新理事長と代表取締役に新生紙パルプ商事の若林紀生社長が就任した。
 開会挨拶で赤松理事長は「5月の仕事は忙しいのか忙しくないのか空気は分かりません」と会場を沸かせ、1〜3月はトイレ紙、ティシュの買いあさりを中心に紙が動いた事実を知らせ、4月は洋紙に反動はあったが、板紙はそれほどでもないことを指して「もしかして5月、反動が来るのか。この環境で毎回言うが、この時期は価格を守って利益を稼ぐことを大事に、手を携え頑張りたい」と述べた。
 若林理事長及び代表取締役は就任挨拶で3月期の紙・板紙の国内出荷の増加を見れば、景気回復の兆しがあるように思えるが、冷静に見れば市場は確実に縮小方向へ進んでいることを指摘しながら、そのなかで利益を上げていくにはどうしたらよいかと投げかけ、「それは適正な価格を維持することです。幸い国内生産量と販売量の需給バランスが良好となり、紙業界にとって良い結果となっている。この方針を徹底して販売していくことが必要不可欠」と述べ、団結を求めた。
                               (紙之新聞


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