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2013年度古紙、回収率が80%台を割り込む

 公益財団法人古紙再生促進センターがまとめた3月の古紙回収率は74・3%で前月と同率で、4ヵ月連続で80%台を割っている。前年同月よりも3ポイント下降している。その結果、2013年度(2013年4月〜2014年3月)の古紙回収率は79・5%で前年度より1・3ポイント下降した。ただ、回収量は20万0471トン増加した。
 一方、3月の古紙利用率は63・3%で前月より0・3ポイント上昇し、今年に入って上昇し続けているが、3ヵ月連続で64%を割り、前年同月より0・3ポイント下降している。その結果、2013年度の古紙利用率は63・8%で前年度より0・1ポイント下降したが、利用量は78万2055トン増加した。
 注目される3月の古紙輸出量は37万9816トンで前年同月比16・7%減の大幅減となっているが、今年になって徐々に増加し、昨年7月の41万2539トン以来、8ヵ月ぶりに40万トンに迫る。
 3月の紙・板紙国内消費量は252万5876トンで古紙回収量(古紙、古紙輸出入、古紙パルプ)は187万5816トンだった。そのうち古紙は148万7371トン、古紙輸出は37万9816トン、古紙輸入は2816トン、古紙パルプは1万1445トンで古紙回収率は74・3%だった。
                               (紙之新聞


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