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山梨県、今月から10ヵ月間読書促進事業を展開

 山梨県は読書習慣の形成を促進することを目的とした「やまなし読書活動促進事業」を2014年5月から2015年2月にかけて展開する。作家で山梨県立図書館長の阿刀田高氏がヨーロッパで催されている本を贈り合うイベント「サン・ジョルディの日」からヒントを得て、県に企画を提案した。
 同事業は大きく3つの募集キャンペーンで構成される。まず5月から6月初旬にかけて同事業のキャッチコピーを募集(6月28日表彰)。7月中旬から9月にかけて「本を贈ったエピソード」を募集(11月11日表彰)。最後に10月から11月にかけて贈りたい1冊とその本に寄せる思いをつづったメッセージを募集し、一般投票で「贈りたい本大賞」を選ぶ(2015年2月15日表彰)。
 また、キャッチコピーの表彰式が行われる6月28日には、阿刀田館長を始め、阿部邦彦・山梨県教育長、鈴木文彦・八重洲ブックセンター常任顧問らをパネラーに招いて、パネルディスカッション「やまなしの読書活動を推進するために」を県立図書館内で開催するなど、キャンペーンに関連したイベント等も計画している。
 このような主旨のキャンペーンを地元の書店と連携しながら、県や図書館が中心となって実施するのは日本で初めて。
                               (紙之新聞


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