共同印刷、越南にラミネートチューブ製造の現法設立へ
共同印刷㈱（藤森康彰社長）は４月３０日、高品質ラミネートチューブの製造・販売を中心としたＡＳＥＡＮ市場への事業展開を図るため、ベトナム社会主義共和国に現地法人を設立すると発表した。
同社は、生活・産業資材分野において、独自技術で実現した高精細印刷によるチューブ容器を各種開発、販売している。中でも多層構造のラミネートチューブに自社開発したＬＴＰ印刷（ラミネートチューブ専用の樹脂活版印刷方式）や業界に先駆けて導入したフレキソ印刷を施した高機能・高精細ラミネートチューブは、歯磨きや医薬品向けとして多数のメーカーに採用されている。
そこで同社は事業のさらなる成長を図るため、海外への展開を視野に入れた市場やニーズの調査を実施。その結果、ＡＳＥＡＮ地域における需要拡大に着目して、市場の規模・成長性からベトナム・ホーチミン市近郊のドンナイ省ビエンホア市のＡＭＡＴＡ工業団地内に、高品質ラミネートチューブの製造・販売を行う現地法人を設立することとなった。
そのことにより、東アジア地域の営業活動拠点である中国・上海の共印商貿有限公司（２０１２年設立）と連携し、東アジア・ＡＳＥＡＮ地域のネットワークを強化。１０年後に２０億円の売り上げを目指す。
（紙之新聞）
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