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関東古紙3月、段ボール古紙の輸出価格が下落

 関東製紙原料直納商工組合・主要32社の裾物古紙3品種の3月の総在庫量は3万9094トン(前年同月比6・6%増)で在庫率は15・6%だった。前月より2・9ポイント上昇したが、1万1456トン減少した。在庫率は3ヵ月ぶりに上昇した。
 総仕入量は26万1848トン(同4・7%増)、総出荷量は25万0392トン(同2・6%増)と、いずれも前月の減少から増加に転じた。
 3月末決め4月積み組合輸出価格は、国際紙パルプ商事扱いベトナム向け段ボール古紙2000トンと日商岩井紙パルプ扱いタイ向け段ボール古紙500トンの問屋店頭渡しは1トン当たり平均1万5858円で3月より1550円安いが、国内納入価格1万5000円〜1万6000円より142円〜858円高く、内外価格差は縮小した。
 雑誌古紙の美国中南日本扱い中国向け1000トンの問屋店頭渡しは、1トン当たり1万6800円で3月より1940円安いが、国内納入価格1万2000円〜1万4000円より2800円〜4800円高く、内外価格差は縮小した。
 輸出の主要品目である段ボール古紙の輸出価格は10ヵ月ぶりに1万5000円台まで下落した。
 新聞古紙は成約見送りとなった。
                               (紙之新聞


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