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カシオ、紙製品の購入方針を環境配慮認証紙と明文化

 カシオ計算機(樫尾和雄社長)はかねてより、生物多様性に配慮した環境活動に取り組んできたが、このほど国内で調達する紙において再生紙を優先的に利用するほか、適正な手続きで伐採・生産された紙を購入する方針を、2014年度中に策定することを明らかにした。
 策定する紙製品の購入方針では、森林管理協議会(FSC)の「FSC森林認証制度」など、環境への配慮を示す認証を受けた紙を優先的に調達することを明文化。違法な木材の伐採など、環境破壊に関わりのある事業者からは購入しない考えも示す。また、購入方針と合わせて、紙の使用量の削減目標の設定を検討する。
 同社は、2013年度に製品に関する取扱説明書やパンフレット、事業所で使うコピー用紙や図面等、国内で調達する10社、38品種の紙製品を調査。再生紙や認証紙の使用状況と不適切な事業者からの購入状況を洗い出した。
 2014年度には、策定する購入方針に合わせて、事業所で使う紙製品の追跡調査を行うほか、製品に付随する消耗品や、事業所で使用する名刺、伝票なども調査対象に加える。また、海外事業所などが調達する紙製品についても今年度中に調査に乗り出す。
                               (紙之新聞


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