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中国・浙江永泰紙業が再生段原紙市場に参入へ

 中国では、浙江省の浙江永泰紙業が浙江省富陽市の工場に再生段原紙の新マシン(2台=合計生産能力50万トン)を導入する計画がある。
 同社は本来、箱用白板紙のメーカーで、同地区の工場で年間50万トンの生産を行っている。再生段原紙ヘの参入は初めてだが、同地区における箱用白板紙は小規模メーカーが乱立して、生産過剰気味(年産500万トン以上)となっており、自然環境の悪化から地方政府は政策的に環境対策が不足している小規模メーカーの閉鎖を進めており、逆に同社の段原紙市場への新規参入をしやすくしている模様だ。
 一方、APRILが進めている大規模な増産計画のうち、優先されていた食品飲料用塗工白板紙の新マシンの導入計画は、現在予定通りに進行中で、昨年8月に設備の据え付けを開始、今年6月末までにはテスト生産に入れる見通しとなっている。
 また、ナインドラゴンの段原紙増産計画は、一部に稼働時期の変更はあるものの、予定通り進行中だ。四川省楽山工場の再生中芯(同30万トン)の稼働に加え、遼寧省沈陽工場では合計70万トンの新マシン2台の設置が進められている。1台はクラフトトップライナー(同35万トン)で今年6月稼働予定。もう1台はテストライナー(同35万トン)で、2015年末の稼働を予定している。
                               (紙之新聞


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