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2月の印刷用紙、総在庫が2ヵ月ぶり100万トン割れ

 2月の上級紙・塗工紙・微塗工紙のメーカーの総生産量は57万7621トン(前年同月比3・3%増)で11ヵ月連続で増加した。国内総払出量は56万7573トン(同2・4%増)で2ヵ月連続の増加となった。
 一方、代理店国内総販売量は55万2225トン(同1・8%増)で8ヵ月連続増加した。その結果、メーカー・代理店の総在庫量は99万6538トン(同7・4%減)で在庫率は180・5%だった。前月より17・9ポイント下降して2万6491トン減少した。2ヵ月ぶりに100万トンを割った。
 昨年の2度の値上げはメーカー・代理店から大手印刷の直需段階は昨年内に片付いている。また、卸商と中小印刷との間の価格交渉は1月21日から2月1日に大方決着しているが、2月から3月に引きずっているところもあり、年度末まで1キロ当たり1〜2円の攻防が続いている。
 価格は、2月の東京洋紙同業会の集計によると、印刷用紙Aの平判が1月に前年同月に平均127円が135円と8円の値上がりになっているが、2月は平均133円で2円見当値下がりしている。
 A2コート平判の1月は前年同月より8円値上がりして平均132円が、2月は平均225円になって逆に2円見当値上がりしている。
                               (紙之新聞


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