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柿本商事主催の「恋文大賞」はドイツの女子大生が受賞

 紙卸商の柿本商事(柿本新也社長、京都市)は11月29日、ウエスティン都ホテル京都(同市)で「第5回恋文大賞」の授賞式を開いた。文章(手紙・作文)部門の大賞には、ドイツの女子大生クイーツ・アナ・ミレナさん(23)の作品「ジョン先生へ」が輝いた。外国人の大賞受賞は初。
 ミレナさんは高校卒業後の進路に悩んだ末、恩師の言葉がきっかけで日本を学ぶ道に進んだ想いを綴った。子どものころから漢字に興味を持ち、今年9月までの2年間、日本に留学。現在は母国の大学で日本学を専攻している。「日本の好きなところは」という質問に対し、「日本人の心、日本人の優しさ。日本人はいつもみんなのことを考えている」と、壇上で述べた。
 同社主催の恋文大賞は2010年創設。大切な人に綴った手紙などを毎年公募しており、今回は文章部門1288、イラスト・絵手紙部門220の計1508通が全国から寄せられた。イラスト・絵手紙部門の大賞該当作はなかった。
 また、今年六月に「一般社団法人言の葉協会」を設立し、恋文大賞の学生部門(小・中学、高校)を今回から「言の葉大賞」として運営。応募数は7274通だった。
                               (紙之新聞


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