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北越紀州、中国・広東省の白板マシン竣工で関係者に披露

 北越紀州製紙が中国広東省江門市に建設していた白板紙製造工場(社名は江門星輝造紙有限公司=董事長・岸本哲夫北越紀州製紙社長)が完成し、11月11日午前10時から、現地で竣工式を開催、工場と年産30万トンの新マシンを披露した。出席者は650人。新工場は12月に営業運転を開始し、年明けにも本格生産に入り、広東省で約1割のシェアを獲得して、年間売上高約150億円を目指す。また、工場には隣接する敷地にもう1系列の大型抄紙機を設置できるスペースも確保しており、将来的には生産能力を年間60万トンまで引き上げることを明らかにした。
 現地法人である江門星輝造紙有限公司は、北越紀州製紙、三菱商事、Hop Cheongが出資した星輝投資控股有限公司の100%子会社。役員構成は董事長が岸本哲夫氏、執行董事が鈴木裕氏、その他に董事3人、監事2人、総経理1人、副総経理1人の陣容。
 新工場の所在地は、広東省広州市から約120キロメートル南にある江門市の紙・パルプ工業団地で、建設の投資額は約150億円。約24万平方メートルの敷地内に工場の延床面積は約7万平方メートルで従業員は約320人。
 北越紀州製紙の当初計画では、2013年11月の営業運転開始を予定していたが、スコールなどの天候不順で土木工事が大幅に遅れ、約1年間延期のスタートとなった。
                               (紙之新聞


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