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PEFCアジア、森林認証制度普及へフォーラムを開催

 NPO法人PEFCアジアプロモーションズ(PEFCアジア、喜多山繁理事長)は、開設10周年を迎え、10月30日午後3時から7時まで、東京都千代田区の学士会館においてフォーラムを開催した。テーマは「これからの日本における森林認証制度の普及」。一般社団法人緑の循環認証会議(SGEC、佐々木恵彦会長)のPEFC加盟を記念し、共催として開催された。
 第1部では、主催者を代表して喜多山理事長が、2012年のロンドンオリンピックでは、競技場や選手村などの建造物から印刷物まで、全てPEFCの認証材・認証紙が使われた。この方針を2020年の東京オリンピックでも受け継ぐことが先進国としての、また森林大国・日本としての責任であると考えている」と挨拶した。
 続いて、PEFC会長のウイリアム・ストリート氏が基調講演を行った。ストリート氏は、「日本は森林保護・森林管理において業界を牽引するリーダーだと考えている。これは過去数十年の実績を見て言っているのではない。例えば1665年、当時の江戸幕府は幕府直轄の森林の保護や伐採、植林をすでに行っていた。日本は400年も前から、森林管理において時代の先端を行っていたとも言えるだろう」と日本の森林管理の歴史的起点を述べた。また、「こうした森林管理の伝統を持つ日本は、われわれの理想的なパートナーになれると思っている」と述べた。
                               (紙之新聞


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