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関東商組、11月積み古紙輸出価格は3品種とも上昇

 11月積みの古紙の輸出価格は前月に比べて3品種とも上昇した。
 ここへきての相場上昇の背景は日米欧での古紙発生不足による。ただ段ボール古紙の相場をリードする米国品OCCは上昇しておらず、日本品の上昇は限定的とみられる。
 関東製紙原料直納商工組合の11月積みは、台湾向け段ボール古紙2000トン口(山發日本落札)のCIF価格が1トンあたり193ドルで、前月の中国向けに比べ7ドル上昇した。
 ベトナム向け段ボール古紙500トン口(国際紙パルプ商事落札)のCIF価格は194ドルで、前月の台湾向けに比べて12ドル上昇した。
 為替はそれぞれ1ドル=107円90銭、108円で、前月に比べてそれぞれ30銭、50銭の円高。問屋店頭価格は双方の加重平均で1万8486円、前月比904円上昇した。
 中国向け新聞古紙1000トン(山發日本落札)のCIF価格は212ドルで前月比2ドル高。為替は1ドル=107円90銭で、同60銭の円高。問屋店頭価格は2万378円で同291円高。中国向け雑誌古紙1000トン(国際紙パルプ商事落札)のCIF価格は192ドルで前月比8ドル高。為替は1ドル=108円で、同50銭の円高。問屋店頭価格は1万8189円で同864円高だった。
                               (紙之新聞


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