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いわき大王製紙、3号段原紙マシン竣工で関係者に披露

 いわき大王製紙(溝淵博士社長)は、10月24日午後2時半から3時半まで、今年8月から生産を開始している新マシン(段ボール原紙3号抄紙機)を関係者に披露し、午後5時から7時まで、小名浜オーシャンホテルで竣工披露パーティーを関催した。参加者は100人。
 大王製紙グループのいわき大王製紙は、いわき市の南部、首都圏から180キロに位置して交通アクセスに優れ、原料の古紙の集荷や出来上がった製品を輸送する上で適した立地にある。JR常磐線の泉駅から送迎バスで40分ほどの周囲が豊かな自然に囲まれ、紙を再生するために必要な水にも恵まれた地にある。
 新マシンは、大王製紙可児工場(岐阜県可児市)の洋紙N3抄紙機を改造移設したもので、中芯原紙・ジュートライナーの設備で、月産1万2000トン、最大抄幅3500ミリ、設計抄速毎分1200メートル、米坪80〜200グラムに対応している。
 既設のライナーマシン1号抄紙機は、未晒ライナー、白ライナー合わせて月産2万8500トンで、新設した3号抄紙機と合計して月産4万トンを超える段ボール原紙の生産体制に入った。
 3号抄紙機では増設した最新の省エネ古紙パルプ設備1系列、日産700トンの低濃度連続パルパーも披露した。
                               (紙之新聞


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