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王子HD、マレーシアの紙おむつ会社の株式80%を取得

 王子ホールディングスは10月31日、マレーシアの現地紙おむつ会社のPeaple&Grit(M)Sdn Bhd(PG社)の発行済株式の80%を取得、マレーシアで紙おむつ事業を行うことを発表した。これにともない、子ども用紙おむつ工場を建設する。
 同社は成長戦略の重点施策として、@海外事業、A革新的価値創造の2点を掲げている。また、紙おむつ事業についても重点分野と位置づけており、今年4月にはインドネシアでは現地会社と合弁で紙おむつ事業を行うことを発表している。
 東南アジアは人口6億人以上で、毎年約1000万人の新生児が誕生している。GDPも年率5%以上で成長を続けており、紙おむつは一層の需要拡大は見込まれている。
 このほど、マレージアで東南アジアにおける紙おむつ事業を行うことにしたのも、マレーシアは地理的に東南アジア市場の中心に位置し、東南アジア市場に紙おむつを拡販するには好適な条件にある。
 PG社は売上高が14年6月期で5300万リンギット(約18億円)、総資産は14年6月末で3100万リンギット(約10億円)、従業員は70名。
 紙おむつ工場はセランゴール州の子会社、板紙・段ボールメーカーGS Paper&Packaging社(GSPP社)の工場敷地内に建設を予定している。
                               (Web業界紙)


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