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タナックス、段ボオンデマンド加工機を伊から輸入販売

 包装資材メーカーのタナックス(本社・京都市、田中慶治社長)はこのほど、イタリア機械メーカーのパノテックと総代理店契約を締結し、日本で段ボールケースを作るオンデマンド加工機の輸入販売を開始した。
 加工機は「ネクストモード エボ」で、自社の国内工場にも導入する。この新事業で3年後に年間50億円の売上高を目指し、自社の柱に育成する方針だ。
 同加工機は、包装物に合わせたサイズの段ボールケースを、必要な時に必要な数だけ作るシステム。操作は簡単なタッチパネルでできて、最大200種類を超える形状パターンの加工が可能。
 最大の特徴は長尺製品の梱包ができることで、幅は最大3・5メートルと限られるが、長さはエンドレスで梱包できる。これまで長い包装物は段ボールをつなぎ合わせて梱包していたが、どんなに長くても梱包ケースの製造が可能になる。
 梱包資材には、流れ方向がエンドレスで蛇腹状に折り畳まれた「パタダン」、ロール状の「クレダン」を使用するため、多種・多量の段ボールケースを在庫する必要がなく、在庫負担の必要もないため、大幅な在庫の管理負担の軽減、梱包コスト削減ができる。
 価格は本体は約5000万円で、簡易糊塗機やインクジェットプリンター、計測システムなど現場のニーズに合わせた設備も付帯できる。他品種を取り扱う業界向けに販売する。
                               (紙之新聞


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