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夏の天候不順などで古紙の買入価格が値上がり傾向続く

 東京都内の古紙問屋が買い入れる古紙価格、いわゆる回収業者の古紙問屋への売値が上昇している。東京都資源回収事業協同組合(東資協、吉浦高志理事長)が10月10日に発表した古紙の標準売値は、新聞古紙が1キロ当たり8〜12円、雑誌古紙が同6〜10円、段ボール古紙が同8〜11円となっている。
 東資協が7月10日に発表した標準売値は、新聞古紙が同9〜10円だったことからすると、高値で2円値上がりし、安値で1円値下がりしたことになる。雑誌古紙は同6〜8円で、高値が2円値上がりし、安値は変わらず。段ボール古紙は同8〜10円で高値が1円値上がりし、安値は変わらなかった。
 東資協によると、8月10日の発表で、新聞古紙と段ボール古紙が現在の価格に値上がりしているが、雑誌古紙は8月時点で同6〜9円と高値が1円値上がりしたが安値は変わらず、9月10日の発表では高値がさらに1円値上がりしている。
 夏場の天候不順で回収量が減少、さらに消費増税後の生産・出荷量の減少にともなって古紙の発生量も減少していることから、古紙問屋、メーカーの量的確保から夏場から値上がりが進行している。
                               (紙之新聞


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