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紙類輸出・入組合が研究会開催し貿易業務を実地で学ぶ

 日本紙類輸出組合(佐藤信一理事長)・日本紙類輸入組合(有宗政和理事長)は「紙類貿易研究会in東京」を9月11日午後零時から開催した。参加人数34人。
 東京・竹芝の竹芝・弥生会館2階特別室「欄の間」に集合し、長岡修・日本紙運輸倉庫渇c業部課長による貿易業務についてのガイダンスが行われた。
 紙類貿易の東京港扱い量は、輸出貨物が全国の11・1%(2014年1〜6月計7万5403トン)、輸入貨物が同39・3%(同43万0586トン)、古紙パルプの輸出貨物が同44・7%(同108万5874トン)となっている。
 長岡氏は、輸出入業務の仕組み、東京税関分の紙・輸出入統計について説明し、世界共通HSコードの表記事例としてPPC用紙、古紙、中芯原紙を挙げた。東京港における紙は輸出に比べ輪入が多く、輸入量増加に伴う今後の倉庫スペースについて懸念を示した。
 また、取沙汰される交通混雑状況について、既存埠頭の再編、道路交通ネットワークの拡充の他、中央防波堤外側に新しいY1からY3の3バースを整備し、東京港全体のコンテナ貨物取扱能力の抜本的向上を示唆し、トラック乗務員不足も挙げ、今後の物流問題についても触れた。
 その後、竹芝桟橋から「新東京丸」で東京港を洋上視察した。
                               (紙之新聞


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