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印刷インキの上期生産・出荷、出荷横ばいも価格回復進む

 印刷インキ工業会がまとめた2014年上期(1〜6月)の「印刷インキ需給実績集計表」(化学工業統計月報)によると、総生産量は前年同月比増減なしの17万5716トン、総出荷量は同増減なしの20万3984トン、総出荷額は同2・0%増の1467億9700万円で、総出荷額だけが微増ながら上昇。総生産量、総出荷量が増減なしであることから、仝般的に見て価格回復が進んでいると見て取れる。
 また上期を通して見ると、4月と5月の生産量・出荷量・出荷額が前年同月比で1〜7%減少しているが、この他の月は1〜8%の範囲で増加している。これは消費増税前の駆け込み需要の反動が影響していると考えられる。
 上期の生産量は、グラピアが5万9110トン(前年同期比2・0%増)、平版が5万7597トン(同3・0%減)、新聞インキが2万3258トン(同1・0%増)、特殊インキを含むその他が1万8619トン(同1・0%増)、樹脂凸版が1万1403トン(同増減なし)、金属印刷が5729トン(同10・0%増)となった。
                               (紙之新聞


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