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上期印刷機械、輸出好調で平版枚葉機が大幅に伸長

 一般社団法人日本印刷産業機械工業会がまとめた2014年上期(1〜6月)の印刷産業機械の生産統計(経済産業省生産動態統計・機械統計)によると、印刷機械・製版機械・製本機械・紙工機械の総生産台数は1万3063台・総生産金額は921億4900万円(前年同期比9・6%増)となった。円安を背景に輸出が伸長し、印刷機械全体では金額ベースで前年同期比9・5%増。そのうち凹版印刷機が同41・0%増、平版印刷機の枚葉式が同32・7%増と大幅に伸びた。
 第1四半期(1〜3月)の生産台数は6537台・総生産金額は543億7100万円(前年同期比14・3%増)と、輸出増に加え、消費増税前の駆け込み需要も手伝って大幅な伸びを示した。第2四半期(4〜6月)は6526台・377億7800万円(同3・5%増)。駆け込み需要の反動が影響しながらも、好調な輸出に支えられて増加。
 特に凹版印刷機は、第1四半期に6台・13億2300万円(同105倍)と急増。平版印刷機の枚葉式は第1四半期で247台・161億2100万円(同34・3%増)、第2四半期で222台・132億5300万円(同30・7%増)と上期を通じて大幅に増加。これに対して長巻式は、第1四半期は49台・100億4200万円(同13・5%増)と急伸したが、第2四半期は17台・31億5300万円(同26・9%減)と大幅に減少した。
                               (紙之新聞


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